マンション・戸建に関わらず給水管(鉄管)内に発生する赤サビの問題は
日頃自分の目で確認できませんので想像以上に深刻な問題だとゆう事がわかりません。
配管を替えることで住まいを長期的に守り、お客様の健康な水環境を守ります。

* 東京都 世田谷区 築25年マンション
マンション・戸建などの建物の生活現場では、
建物内の給水配管や貯水槽の老朽化、
管理会社・個々のお客様の認識不足、
不十分なメンテナンスによるこのような状態が現実です。
これらが赤水・異臭味の原因であり、
水道水に対する不安になっていると思います。

赤水対策の方法はいろいろありますが、代表的な方法をいくつか比べてみましょう。
各方法の中にも工事会社の知識、配管の種類、予算によって異なる場合がありますが
一般的な方法をわかり易く説明したいと思います。
工法名 方法 短所
ライニング サビ・腐食を除去する為に管内を乾燥させます。
配管内にエアコンプレッサーで加圧空気を送り込み、
研磨剤を投入。内部を研磨後、耐久性、耐熱性、安全性に
優れたエポキシ樹脂を、空気の圧力で送り込みます。
最初の塗膜が乾燥したら、もう一度重ね塗りをし乾燥させます。
老朽化・腐食が激しい場合、
研磨により配管に穴があくことがあります。
(下図参照)施工会社により工事に差が出る為、
耐久年数や仕上りが違ってくる。
集合住宅の場合、建物単位の工事となる為
金額が高額になる。
サンドブラスト ライニング工法の前半過程と思って良いでしょう。
高速の空気流で研磨剤を混入して流し
管内壁のスケールや錆を研削します。
精度の高い研磨により配管を傷つけたり、
配管自信の厚みを薄くしてしまう恐れがある。
建物単位での工事の為、個人での依頼が難しい。
科学洗浄 給水用防錆剤(リン酸塩、ケイ酸塩、及び両者の混合物)
を注入し洗浄薬品や還元水を循環させ、
化学反応で除去する。錆の発生を防止する方法。
洗浄効果を発揮する薬品である為、
薬品が管内に残ってしまった場合人体への影響が心配です。
定期的に行わなければならないのでトータル的にみると・・・?
配管入替え 古い配管を撤去し新たに給水給湯排水管の入替え工事。
鉄などの酸化しやすい材質は使わず塩ビ管、
架橋ポリエチレン管等を使います。これは従来の金属管のような
錆や腐食が無く、施工性にも優れています。
家屋の状態、施工方法にもよりますが場所によっては
今ある壁や床を一部破損しなくてはいけない場合があることです。
これは室内のキッチンの床下にあった排水管ですが、
ちょうどL字を曲がった部分に穴が見られると思います。
これは洗浄時の研磨によって空いてしまったものです。